2009年8月26日水曜日

2009.08.23 日比谷野音

一昨日のkakuniwはななめ45°の位置でビデオカメラスタッフとして参加。

日比谷野音でライブを見るのは初めてだったんだけど、すごく良い場所。

野外のわりに音も良いし、なにより都会の真ん中とは思えない雰囲気が◎。
どのバンドも短い時間の中で魅力を最大限に出すライブをやってました。

そんななかでも、
個人的にはニカさんがやったアノ曲に感無量。


遡ること8年前。
勢い余って渡米を決意したオレに、ゼキさんが餞別にくれた三枚のCD。

そのうちの一枚はニカさんのアルバム。

なぜか冬のNYの雰囲気によくあっていて何度も聴いてたアノ曲。



聴き覚えのあるアコースティックギターのフレーズから始まって、

ニカさんが歌い始めたその時に、

一気に色んなことが思い起こされました。

ホームシックになりかけてた頃のNYの冬の景色。
寂し過ぎて毎週聞いてた「ナインティナインのANN」のこと。
(リアルタイムネットストリーミングでラジオが聞けた)

そのせいで日本の友達の間では「実は日本に居るらしい」とされ、

住所が一時期「東京都世田谷区ブルックリン」になっていたこと。



とにかく、

その頃「ナニモノでもなかった」オレとゼキさんは音楽の趣味が近かったようで、

ゼキさんがくれた三枚のCDは本当によく聴いてた。
慣れない土地で折れかけてた心を何度も支えてくれたもんです。


そして
8年経った今,
そんなやりとりをしていた友達と、
また一緒に仕事をしているって事実が、
そのニカさんの曲をいっそう引き立ててくれていたんだと思います。



なんかイベントの醍醐味とは関係のないとこで一人感慨に耽ってしまったけど、

総じて思ったことはひとつ。

アノ場所にいた大勢の仲間、いま居る友達、
そのすべての人達みんなが、
たとえ立場を変えてたとしても

また数年後、
一人も欠けることなく、
ああいった場所で笑って集まっていられると良いなということ。

そしたらこの夏聴いた全ての音楽たちが、
この夏の思い出に最高の彩りを加えてくれると思うので。


(写真はフジロックでプリシラ・アーンを見るゼキさん)